大雨被害について意見を交わした(左から)水川一哉大町町長、山口祥義知事、小松政武雄市長、村上大祐嬉野市長=佐賀県庁

 8月の記録的な大雨で被災した武雄市と嬉野市、杵島郡大町町の首長が10日、佐賀県庁で山口祥義知事と面会し、県の対応に謝意を示した。内水氾濫が繰り返された課題を共有し、連携して治水対策を進めることを確認した。

 訪問したのは小松政武雄市長、村上大祐嬉野市長、水川一哉大町町長。県の消防防災ヘリコプターが武雄市の住人2人を救助し、嬉野市で茶畑の崩落現場を発見したことなどへの感謝を伝えた。山口知事は「上空から見るといろいろなヒントがある」と述べ、県のヘリに搭乗して地形を把握することを3人に勧めた。

 低平地が広がる県内は水はけに課題があり、2019年8月の佐賀豪雨に続いて内水氾濫が起きた。水川町長は「国は外水対策に力を入れてきたが、今からは内水をどうするかが課題」と指摘した。小松市長は「異常気象で今後、全国の他の地域でも内水の話が出てくると思う」と述べ、県内での取り組みがモデルケースになり得ると話した。

 山口知事は7日に県庁内に立ち上げた「内水対策プロジェクトチーム」の概要を紹介し、「佐賀県がリーダーシップを取って考えていかないといけない。流域全体で機運を上げていく」と強調した。(円田浩二)

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