石碑の清掃前(上)と清掃後。色が変わり、碑文もきれいに見える(提供)

石碑復旧プロジェクトで行われた清掃作業=佐賀市の若楠小(提供)

「ひびきあう友」と刻字された石碑=佐賀市の若楠小(提供)

 佐賀市の若楠小の正門前にある記念石碑が、新設したようにきれいになっている。校区でつくる若楠まちづくり協議会の子ども部会が、「石碑復旧プロジェクト」と銘打って清掃した。黒ずんで刻字も見えにくくなっていた石碑が、40年以上前の元の“姿”を取り戻した。

 石碑は大きさが縦100センチ、横170センチと縦50センチ、横76センチの2基あり、それぞれ「伸びよかおれ若楠小」「ひびきあう友」と刻まれている。同校が創立した1978年に建てられ、翌79年3月に完成した校歌には「薫れ若楠」「のびよ若楠」「響け若楠」と碑文と同様の歌詞がある。

 子ども部会は例年、児童と地域住民との交流イベントを開催してきた。昨年からコロナ禍で実施が困難となる中、「子どもたちに何かしてあげられることはないか」とアイデアを出し合い、プロジェクトを企画した。市内の石材店に依頼し、8月下旬に2日間かけて清掃した。

 同部会の永渕史孝さんは「まさか白い石だったとは驚いた。喜んでもらえたらうれしい」と期待を込める。大木貴博校長は「石碑に込められた創立当初の思いを引き継ぎ、これからも児童が伸び伸びと成長できる環境を整えていきたい」と話す。(中島野愛)

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