唐津市民会館と曳山(ひきやま)展示場の現地建て替え計画で、唐津市は設計業者の選定に向けた公募型プロポーザルの審査を行い、最優秀の案を選んだ。14台の曳山(やま)をパノラマ展示し、市民会館大ホールは立ち見席を含めて最大約1千席を確保。中央通路は残して会館と曳山展示場を大屋根でつなぐ構想になっている。

 審査は非公開で8月20日に5者が提案し、久米設計九州支社(福岡市)の案を最優秀に選んだ。曳山展示場は入り口に向かって末広がりとなる配置で、左右に7台ずつをパノラマ状に展示し、14台を一望できるデザインになっている。市民会館は基本計画で800人収容をベースとしていたが、サイドバルコニー席など客席総数1001席を確保した。

 新型コロナウイルスの感染予防のため、施設内や市内の他施設とリモート配信ができる設備の導入も検討するとした。審査では「過大に見えるため、屋根の分割など景観に溶け込む工夫が必要」とする付帯意見が加えられた。

 市は、9月中をめどに同社と市内の業者による共同企業体と上限約3億円で契約する見通し。22年度までに解体し、基本・実施設計をまとめる。23年度に着工、25年10月に開館する予定。市は「地元とも協議をしていきたい」としている。

 各社の提案書は10月29日まで、本庁2階で閲覧できる。市は提案書の撮影などは禁止しており「最終的な設計だと思われる可能性もあり、一人歩きしてしまうのを避けるため」としている。(横田千晶)

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