移転を機に職場をフリーアドレス化したソアー西部支店=武雄市若木町

 OA機器の販売・保守を手掛けるソアー(本社・佐賀市)の西部支店が武雄市若木町に移転した。同市朝日町にあった社屋は2019年8月の豪雨で浸水被害を受けた。移転を機にテレワークやペーパーレスに対応した、職場のフリーアドレス化を進めた。

 浸水被害後、水害の心配のない若木町本部の国道498号沿いに用地を確保し、2階建て延べ床面積255平方メートルの社屋を新築。2階事務所を社員に固定の座席を割り当てないフリーアドレス化することを決め、オフィス機器メーカーの監修のもと設計した。

 中央に配置した机は誰がどこに座ってもよく、固定した席にありがちなファイル類も一切無く広々としたスペースが確保できる。社員はパソコンに必要な情報をすべて保存し、プリントアウトした書類を持ち歩くこともない。事務用品など必要な備品は、壁際の専用ワゴンに入れて管理する。

 6月から新支店での業務を開始。ウェブ会議用の専用ボックスも導入し、オンラインでの商談、打ち合わせに活用している。支店の社員は15人。現在は8月14日未明からの豪雨で被災した得意先への対応に追われているが、自社の被害は無かったので集中して仕事に専念できているという。

 飯山泰介営業本部長は「テレワーク、ペーパーレスなど今後、職場に求められるものに一気に取り組んだ。ここまでフリーアドレス化した職場は県内でも珍しいと言われている」と話す。同社では今後、唐津支店にも導入し、将来は本社も含め全社をフリーアドレス化する予定。(澤登滋)

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