多久市長選で7度目の当選を果たし、集まった支援者らと万歳三唱する横尾俊彦氏(中央)=5日午後10時4分、多久市北多久町の事務所

 任期満了に伴う多久市長選は5日投開票され、現職の横尾俊彦氏(65)=北多久町、6期=が5534票を獲得し、新人で農業の弥富博幸氏(67)=福岡市中央区=と元派遣社員の副島満氏(63)=北多久町=を大差で退けて7回目の当選を果たした。投票率は47・61%で、選挙戦になった前々回2013年の70・92%を23・31ポイント下回り、過去最低になった。

 全国市長会によると、7選は全国の現職市長の中で最多になるという。

 横尾氏は5日夜、北多久町の事務所で支持者と喜びを分かち合った。「皆さんの支えで戦い抜くことができた」と感謝し、「市民に寄り添う市政を心掛ける」と抱負を述べた。任期は17日から4年。

 横尾氏は新型コロナウイルスや8月の大雨災害の対応を念頭に「未来への責任を果たす」と続投への支持を訴えた。1997年の初当選時から支えてきた市民有志に加え、推薦を受けた商工・農業団体の支援も得て優位に戦いを進めた。

 弥富氏は告示まで3週間を切った8月10日に出馬を表明、行財政改革や企業誘致による雇用の創出を主張したが、浸透しなかった。副島氏は市長給与の削減や観光振興による交流人口の増加を公約に掲げ、24年にわたる横尾市政からの転換を訴えたものの、支持を広げられなかった。

 当日有権者数は1万5776人(男性7414人、女性8362人)。(谷口大輔)

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