名護屋城跡のスタンプラリーなどを提案したオンライン報告会=唐津市役所

 早稲田大の学生が唐津市の課題の解決策を考える「地域連携ワークショップ」の報告会が31日、オンラインで開かれた。市内の名護屋城跡・陣跡のファン獲得に向け、謎解きスタンプラリーなどを提案した。

 ワークショップには同市出身者や城跡に関心のある10人が参加し、新型コロナウイルスの影響で活動はオンラインだけとなった。佐賀県立名護屋城博物館や桃山天下市、鎮西町と呼子町の旅館など18の個人・団体に聞き取りを重ね、約1カ月半で提案をまとめた。

 報告会は2班に分かれて発表した。学生たちは名護屋城博物館のイベントに訪れた来場者のうち40代以上が8割を占めたデータを引き合いに、来場者が中高年や歴史好きの人にとどまっていることを指摘。幅広い層に向けた歴史的価値の発信や、観光地として有名な呼子町や市全域との連携も課題に挙げた。

 提案では、「豊臣秀吉が隠した宝探し」をテーマに四つの陣跡や名護屋城跡を巡るスタンプラリーを挙げ、謎解きしながらスタンプの場所を探す企画内容を説明した。また、加盟店での買い物や市内での宿泊でスタンプがもらえるプロジェクトも発表。集めた数で武家の「足軽」から「大名」まで“昇格”するなどアイデアを盛り込み、「出世するゲーム性で若者も参加してもらえる」と強調した。

 峰達郎市長は「原石が大きすぎて磨くことができていなかったのが名護屋城跡で、PR不足が大きなテーマ。新たな発想はありがたく、提案を含めていろいろな事業展開をしていかないといけない」と総評した。(横田千晶)

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