JR九州は31日、2022年秋の九州新幹線長崎ルートの暫定開業後、並行在来線として上下分離方式で運行する長崎線肥前山口―諫早間(60・8キロ、16駅)について、事業形態の変更を国土交通相に申請したことを明らかにした。

 申請は同日付で、国交省九州運輸局に届け出た。 

 従来は自社が保有する路線を使って運行する「第1種鉄道事業」の許可を得ていた。上下分離後は線路などの鉄道施設は佐賀、長崎両県が保有するため、他者の設備を使って運行する「第2種」の許可を新たに申請し、第1種の一部廃止も届け出た。

 一方、肥前山口―諫早間の鉄道施設の維持管理を担う一般社団法人「佐賀・長崎鉄道管理センター」(鹿島市)も同日、線路などを第2種事業者に使用させることができる「第3種鉄道事業」の許可申請をした。センターは佐賀、長崎両県が4月に共同で設立し、上下分離方式の運行開始に向けて手続きを進めている。

 上下分離後も23年間はJR九州が運行を維持する。運行体系は未定だが、07年の3者合意と16年の6者合意で、当時上下51本(現在は45本)あった博多―肥前鹿島間の在来線特急を暫定開業後3年間は上下14本程度維持し、普通列車は「現行水準維持」することを申し合わせている。運賃の変更はない見通し。(大橋諒、円田浩二)

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