AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など最先端技術を活用して地域の課題を解決する内閣府の「未来技術社会実装事業」に、嬉野市の提案が選ばれた。整備が進む西九州新幹線(九州新幹線長崎ルート)の嬉野温泉駅や観光文化交流センターなど新たな拠点を核に、デジタルモールや自動運転といった最新のサービスによる観光のまちづくりを目指す。

 観光客の減少が地場産業である茶や陶磁器の生産に影響する中、最先端技術でコロナ禍の対応を含めた観光の再興を図る狙い。

 嬉野の魅力発信へ仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を使い、観光PRや産品購入を促すデジタルモール、バーチャルモールの構築を計画。駅と温泉街間を直行する自動運転、新たな拠点内を移動する一人乗りモビリティー(乗り物)で、観光客らの移動を支えるサービスなども予定する。

 自動運転導入に向けては、同実装事業と連携する国交省の支援も受ける。2023年度までに一部を、25年度までに全体の実装を目指す。(古賀真理子)

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