多久市長選挙の立候補者(右から届け出順)

 任期満了に伴う多久市長選は29日に告示され、現職の横尾俊彦氏(65)=6期、北多久町=と、新人で農業の弥富博幸氏(67)=福岡市中央区=、元派遣社員の副島満氏(63)=北多久町=が立候補を届け出た。投開票は9月5日で、2013年以来8年ぶりの選挙戦に入った。市議補選(欠員1)は、新人で地域支援団体代表の小川三郎氏(41)=北多久町=の無投票当選が決まった。

 北多久町の店舗駐車場であった横尾候補の出陣式には、佐賀県選出の国会議員や商工団体の関係者ら約250人が出席した。横尾候補は大雨や新型コロナウイルスの対応に力を注ぐ姿勢を示し「“ダブル災害”の今こそ、その対応を知っている私に引き続き支援をお願いしたい」と訴えた。

 弥富候補は北多久町のJR多久駅近くの事務所で第一声を上げた。知人やきょうだいら約10人を前に「長期政権を打破し、新しい多久市をつくり上げよう」と24年に及ぶ横尾市政の刷新を呼び掛けた。「市内をくまなく回り、声を集めたい。支援のうねりをつくる戦いをしたい」と主張した。

 副島候補は事務所を兼ねた北多久町の自宅前で「車を持たず、坂道を歩いて遠くの店まで買い物に行く高齢者がいる。コロナ禍で収入が減った店の経営者がいる。こうした弱い人たちに支援が十分に届いているとは思えない」と指摘、「住みやすく、豊かな多久市を目指したい」と述べた。

 市長選の投票は9月5日午前7時から午後8時まで市内9カ所で実施される。期日前投票は30日から9月4日までの午前8時半~午後8時に市役所1階で行う。選挙人名簿登録者数は28日時点で1万5879人(男性7469人、女性8410人)。前回17年の市長選は無投票だった。(谷口大輔、石黒孝、松岡蒼大)

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