佐賀県内でも新型コロナウイルスの感染が急拡大し、唐津市の旧郡部を除いた地域に「まん延防止等重点措置」が適用される中、夏休み明けの学校でさらに感染が広がらないかという警戒感が広がっている。部活動のあり方や夏休み明けの始業時期について佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)でアンケート調査を行ったところ、部活動については「当面は一切中止すべき」が59・6%と最も多かった。夏休み明けの時期も「遅らせるべき」が46・8%で最多となるなど、慎重姿勢が目立った。

 アンケートは23~26日に受け付け、327件の回答が寄せられた。回答者のうち21・4%が10代で、保護者世代と重なる40代(33・3%)に次いで多かった。県教育委員会は26日の新型コロナ対策本部会議で、9月12日までの重点措置適用期間中、県立学校で部活動の停止や時差登校による対策強化を発表している。

 部活動を巡っては19日以降、県内三つの高校で部活動内でのクラスター(感染者集団)が発生した。「当面は一切中止」を求める理由としてはこうした事態を踏まえた意見のほか「部活中はマスクを外すし、密接や密集もある」(10代男子学生・佐賀市)など、実情を踏まえて感染への不安を訴える声が多かった。

 「校内だけは実施し、対外活動は中止」は30・1%で、「校内なら感染はある程度抑えられると思う」(10代男子学生・佐賀市)「学校があるのであれば、部活動も感染リスクは変わらないのでは。居住地域が違う別の集団との交流はリスクが増す」(40代女性・小城市)などだった。「校内も対外活動も実施する」は4・3%で、「一概に全ての部活を規制すべきではない」(60代男性・佐賀市)など実施の方向性を探るよう求める意見もあった。

 夏休み明けの始業時期については、既に25日から新学期が始まっている学校も多い。「遅らせるべき」に次ぐ意見としては、「予定通り開始」(22・0%)と「予定通り開始するが分散登校」(21・1%)がほぼ同率だった。

 体育祭や文化祭の準備が本格化する学校も多いことから、県教委は応援合戦などを念頭に、感染リスクの高い集団での声出しや合唱の自粛を呼び掛けている。アンケートでも練習の実情について、生徒から「かなり密な状態で大声を出すので、クラスターが発生してもおかしくない」など不安の声が寄せられた。(志垣直哉)

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