佐賀県建築士会危機管理対策部会は浸水後の「壁・床」内部の対処について情報を提供している。

【「壁」について】

 壁内部に水を含みやすい材料が使われていないかを確認。コンセントボックスを外したり、内装材の一部をカットして確認する方法があります。

■壁内部に「グラスウール断熱材」がある場合(外部に面した壁に使われていることが多い)

 水にぬれると乾燥しにくく、再利用も難しい。グラスウール断熱材が入っている場合は、ぬれている高さまでの内装材(石こうボードや合板など)を取り外し、ぬれたグラスウール断熱材を取り除いて、新たに施工し直す必要があります。

■壁内部に「土壁」が使われている場合(和風で築年数のある建物に多い)

 土壁は水にぬれると徐々に溶け出し、壁の強度が低下します。(表面が木板や石こうボードで覆われている場合でも、内部の土壁が崩れている可能性があります)

 緩んだ土壁は、その部分をいったん撤去し、再度施工し直す必要があります。(土材は再利用可能)

【「床」について】

 まずは、水を含んだ畳やカーペットを撤去し、下地が木板張りの場合は板をはがして床下が見えるようにします。基礎にたまった水を排出した後、合板張りにの場合は対角線上の2カ所を空けて、風を送り乾燥させます。床下空間(基礎内部)を完全に乾燥させるには約1カ月程度の日数が必要となります。

【作業の手順】
(1)材質のチェック(判断がつかない場合は建築士や施工業者の助言を得ることをお勧めします)
(2)罹災証明・保険の確認(復旧工事の支援制度や費用負担について確認を)
(3)ぬれている部分の撤去(復旧費用を最小限に抑えるため、修理部分のみの撤去)
(4)復旧工事(必ず見積もりを取り、施工範囲と金額を確認してから発注を)

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