JR九州が嬉野市嬉野町に開発予定の温泉旅館の外観イメージ(同社提供)

 JR九州は26日、嬉野市嬉野町の温泉旅館跡地に、新たに宿泊施設を開発すると発表した。九州新幹線長崎ルート(武雄温泉―長崎)が2022年秋ごろに暫定開業することに合わせ、23年度中に開業し、地域の活性化や魅力発信に向けて相乗効果を狙う。

 建設予定地は旅館「神泉閣」の跡地で、運営会社の破産に伴い2018年に事業を停止していた。

 嬉野が誇る温泉とお茶をコンセプトに、豊富な湯量を生かして全部屋に100%源泉掛け流しの風呂を備える計画。具体的な開業時期や部屋数など施設の規模は、嬉野市などと調整する。

 敷地面積は9565平方メートルで、敷地内に源泉が2カ所ある。新設される新幹線駅の嬉野温泉駅から車で5分の好立地で、今年7月にJR九州が土地を購入した。土地購入費や施設建設費などは非公表。

 温泉旅館の開発は同社としては、「花べっぷ」(大分県別府市)、「うめひびき」(同県日田市)に続き3施設目。青柳俊彦社長は「西九州の新幹線の開業に合わせ、長崎、佐賀の皆さんと一緒になって九州内外へアピールしていきたい。佐賀県で一番有名な温泉地である嬉野で温泉旅館をスタートさせることは非常に有意義」と狙いを語った。(大橋諒)

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