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 NPO「DV対策・予防センター九州」(佐賀市・原健一理事長)が、特別支援学校や支援学級の児童・生徒に向けた性被害とドメスティック・バイオレンス(DV)予防教育のプログラムを作る資金を募っている。イラストを多用した分かりやすい教材で啓発し、誰もが暴力の加害者や被害者にならない社会を目指す。31日まで。

 児童・生徒向けに約40分、保護者向けに約30分のプログラムを作る。子ども向けは、専門家の意見も取り入れ加害の事例も盛り込みながら、絵を中心に分かりやすさを重視する。保護者向けは、子どもの異変を察知し子どもが相談ができる関係性構築の重要さを訴え、被害・加害と認められる行為やSNS利用の注意点を紹介する。

 原さんは佐賀県DV総合対策センターの元所長で、DV被害者・加害者の支援や学校現場でのDV予防教育に携わってきた。その中でDVや性暴力の被害者に知的な課題を抱える当事者の割合が高く、一般の学校で使う教材では不十分だと感じていたという。

 原さんは「加害者を理解することは被害を予防する効果もあり、被害者支援と同時に加害を防ぐ対策も必要」と強調する。

 クラウドファンディングで募った資金は、プログラムの製作費や講演会の開催経費に充てる。2月をめどに完成させ、佐賀を中心に全国の希望する学校に無償で提供するほか、求めに応じて原さんが講演に出向く。(花木芙美)

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