九州・沖縄の感染者数

 国内で新たに確認された新型コロナウイルス感染者が過去最多を更新した18日、九州・沖縄では5県で最多となった。デルタ株が猛威を振るい「爆発的感染の様相だ」(福岡県)との指摘も出ている。新たな対策を打ち出したり、政府にまん延防止等重点措置の適用を求めたりした県がある一方、手詰まり感も漂う。

 「こんなに大きな波が来るとは思わなかった」。3日連続で最多を更新した佐賀県の山口祥義知事は18日、取材に語った。県は同日、県全域の飲食店に20~31日の営業時間の短縮を要請。宿泊療養施設が満床に近づきつつあるとして、基礎疾患のない軽症者らを対象に自宅療養を導入することも表明した。

 宮崎県も2日連続で最多を更新し、河野俊嗣知事は政府に重点措置の適用を要請。お盆休みによる人の流れの増加が影響したとの見方を報道陣に示し「県の医療基盤の脆弱ぜいじゃくさを踏まえると、今の状況はいっぱいいっぱい」と危機感をあらわにした。

 福岡県の発表数は1253人で、これまでの最多を一気に200人以上超えた。県の担当者はデルタ株への置き換わりが主な原因と分析。2日から重点措置が適用されたが感染拡大に歯止めがきかず、20日から緊急事態宣言の対象に。県幹部は「県民や事業者に一層の協力をいただきたいと願うばかりだ」と述べた。

 5月23日から宣言下にある沖縄県では、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は310・3人に達し、全国で初めて300人を超えた。「ピークが見えない」と県担当者。県外からの来訪者が陽性になるケースが過去3週間で毎週40人ほどいるといい、「(沖縄に)来るなら検査をと呼び掛けているが、なかなか受けてもらえない」とぼやいた。【共同】

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