長時間水に漬かり、茎だけになった大豆。奥の畑には、まだ水が残っている=佐賀市川副町

 11日から断続的に降り続いた大雨の影響で、佐賀県内でも農業への被害も広がっている。特に、主要作物の大豆は生育期の浸水に弱いこともあり、今回の大雨によるほ場の冠水で、半分ほどが立ち枯れたような状態のところもみられた。

 佐賀市川副町の佐賀空港脇の干拓地では、茎だけになった泥まみれの大豆が並ぶ。一帯で大豆を約68ヘクタール栽培している南川副ファームの川瀬義弘社長(66)は「もう半分はダメ。これだけ長く雨が続くなら、お手上げ」と嘆いた。

 もともと低平地で水に漬かることが多いが、通常は1日あれば水が引くという。だが今回は、空港西側のほ場が13日から5日以上、冠水している。一時はほぼ全面水没し、現在も3分の1は水が残る。葉を茂らせ40センチ近くに伸びていた大豆は、すっかりしおれた。

 「今年は収量100トンは取りたかったが、これでは40トンほどだろうか。本当に厳しい」と川瀬社長。大豆は、葉に泥が付くと生育不良になるといい「残った大豆も、どれだけ生育するだろうか」とさらなる被害の拡大を憂う。(宮里光)

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