新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 佐賀県内では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、17日までの1週間の感染者は616人に上った。1日当たりの平均は88・1人で、「第4波」のピークだった5月8日の75人を超える水準になっている。17日現在の病床使用率は前日を2・7ポイント上回る57・4%、療養ホテルの使用率は7・3ポイント増の60・8%で、いずれも過去最高になっている。

 県によると、17日発表の感染者は過去最多の121人。このうち半数を超える66人が、これまでに感染が判明している人との関連がない新規だった。居住地の内訳は多い順に佐賀市41人、唐津市30人、鳥栖市11人など。年代別では20代27人、30代24人、40代21人などとなっている。

 唐津市の「スナックドラーク」では関係者6人の感染が判明し、県はクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。これまでに利用客2人、従業員3人、客の家族1人の感染が判明している。別のクラスター関係では、佐賀市の「とんかつきのや佐賀南本店」の従業員2人の感染が新たに分かり、関連の感染者が10人になった。

 県警は17日、唐津署の30代男女2人の警察官の感染を公表した。窓口業務には携わっていない。署内の濃厚接触者10人と、接触があった署員23人を自宅待機とし、本部から代替の職員を派遣する。

 九州電力は玄海原発(東松浦郡玄海町)の工事に従事する請負会社の30代男性社員2人の感染を新たに確認した。唐津市は市内の別々の学校に勤務する50代女性職員と40代女性教職員の感染を明らかにした。

 県内の感染確認は延べ3674人。重症者はなく、中等症は92人。(円田浩二、岩本大志、中村健人)

【関連記事】