大雨で店内が浸水したスーパー「いづみや」。廃棄せざるを得ない食品もあるという=16日、杵島郡白石町馬洗

 六角川流域を中心に杵島郡白石町でも浸水被害が広がった。同町馬洗の食品スーパー「いづみや」は床上浸水し、レジや冷蔵設備が故障した。16日、水に漬かった在庫品の片付けをしていた店主の江口泰久さん(42)からは「売り物にならない。食品を廃棄しないといけないのはきつい」との嘆きが聞かれた。

 店舗は約30センチ浸水した。果物や野菜、生花などを通常より多く仕入れる盆の書き入れ時に大雨が重なった。設備が止まった冷蔵冷凍品をはじめ、空調が滞り野菜の傷みも激しいという。

 「予報を見て覚悟はしていたが、ここまで降るとは。ここに住んで40年だが、一番ひどい」と江口さん。「従業員と前を向き、なるべく早く営業したい。いつも足を運んでくれるお客さんがいるから」と気丈に語った。

 14日まで降り続いた大雨で白石町の主要道路は、一時ひざの高さ付近まで冠水した。町によると、16日午後5時時点で床上10件、床下139件の住家の浸水被害を確認した。集計は継続中でさらに増える見通し。(中島幸毅)

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