記録的な大雨で、佐賀県内でも車両の水没に伴う救援要請が日本自動車連盟(JAF)や自動車販売会社に相次いだ。ただ、2年前の佐賀豪雨に比べると減少。今回はパチンコ店が立体駐車場を開放しており、車両を事前に避難させるなど佐賀豪雨の教訓を生かした対応が見られた。

 ホンダカーズ佐賀(唐津市)によると、16日時点での問い合わせは約20件。2年前の対応件数約200台に比べ、10分の1になっているという。「2年前の被害を踏まえて対策を取った人が多いのでは」と話す。

 JAFによると、佐賀県内での車両の冠水や水没関連の救援要請は13~15日の3日間で183件で、「冠水した道路に侵入し、エンジンが停止した」「駐車中、車が水につかって身動きできない」などだった。

 1日当たりの件数をみると19年の最多が8月28日の399件だったのに対し、今年は8月14日の96件と4分の1程度になっている。

 県は、県遊技業協同組合と災害時に駐車場を活用する協定を4月に締結。今回は、佐賀、唐津、武雄市の14店舗が約2600台分を開放した。佐賀市内などのパチンコ店の駐車場を開放したヤマト(佐賀市)は「佐賀市では13日夕から避難が増え、最大約230台が利用した」と説明。「避難場所としての認知が広がっているようだ」と話した。

 また、ゆめタウン武雄(武雄市)も屋上駐車場を開放。「80台ほどの車が避難していた」(イズミ広報)という。(大橋諒、梶原幸司、志波知佳)

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