周囲の水位が下がった順天堂病院=15日午後6時40分、大町町

 降り続いた大雨で一帯が浸水していた杵島郡大町町の順天堂病院は15日夜までに水位が下がり、周囲の冠水は解消した。院内は最大1メートル近く床上浸水し、医療機器などが被災した。復旧の見通しは立っていない。

 病院事務長によると、14日未明、病院に隣接する介護老人保健施設に入所している69人のうち、1階の入所者30人を2階に避難させた。病院の2階以上に入院していた患者約110人と合わせて無事という。

 消防団や自衛隊が協力して職員らをボートで輸送し、交代しながら対応に当たった。16日は院内の清掃や消毒を行う。

 順天堂病院は2年前の2019年8月の佐賀豪雨でも浸水。止水板を設置するなど対策も強化していた。事務長は「前回と同様、適切な垂直避難を行うことができた」と話した。(中島幸毅)

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