佐賀県内の感染状況(2021年8月14日現在)

佐賀県内の感染者数(2021年8月14日発表)

冠水した佐賀市内。14日は85人の新型コロナウイルス感染が確認され、患者の移送や接触者の検査に影響が出た

 佐賀県は14日、新たに85人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内は記録的な大雨に見舞われ、患者の移送や接触者の検査に影響が出ている。県は「切迫した大雨災害から命を守るのが第一」としつつ、自宅待機となっている陽性者には「容体が変わればすぐに連絡を」と呼び掛けている。

 85人のうち、これまでに感染が判明した人と関連のあった接触者は53人。その8割程度が家族内で感染しているのが特徴という。年代別では30代が20人、20代16人、10代15人などとなっている。地域別で見ると、佐賀市の23人と、唐津市の21人が突出している。

 県健康増進課は「災害時としては85人の感染は多いが、体調に異変を感じ、安全を確保しながら適切に受診してもらえたのではないか」と評価した。

 県内は大雨により多くの道路で通行規制がかかっており、保健所で実施する接触者の検体採取や、軽症・無症状者の療養ホテルへの移送に影響が出ている。山口祥義知事は災害対策本部会議で「(大雨への警戒が必要な)15日まで不要不急の外出を避けることがコロナ対策にもつながる。大雨とコロナ、二つの危機を乗り越えたい」と述べた。

 県内の感染確認は延べ3399人。病床使用率は43・7%、療養ホテルの使用率は48・3%。重症者はなく、中等症は88人。政府の対策分科会が示す感染状況の区分では、三つの指標が最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)の水準に達している。(栗林賢)

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