佐賀県武雄市の朝日小学校周辺(朝日町甘久、2021年8月14日朝)

武雄市北方町の国道34号交差点付近では冠水した道路に水没した軽ワゴン車も=8月14日8時50分ごろ

 九州北部に停滞する前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、佐賀県内は14日未明、線状降水帯による非常に激しい雨が降り、佐賀県内には佐賀市や嬉野市など13市町に「大雨特別警報」が発表された。武雄市の六角川では同日早朝、はん濫が発生した。

 佐賀地方気象台によると、嬉野市で午前1時50分までの1時間に80・5ミリの猛烈な雨を記録し、8月の観測史上最大となった。降り始め(11日午前6時)から14日午前6時までの総雨量は、嬉野市868ミリ、鳥栖市756・5ミリ、佐賀市駅前中央で723・5ミリとなっている。今後も15日にかけて1時間70ミリの非常に激しい雨を見込んでいる。

 県内には14日午前5時までに複数回、線状降水帯の発生を確認した際に速報する「顕著な大雨に関する気象情報」が発表された。県内で発表されたのは初めて。嬉野市や杵島郡大町町など10市町に、5段階の警戒レベルで最もに高い「緊急安全確保」が出ている。

 JR九州によると、大雨の影響で、博多-長崎、博多-佐世保、博多-ハウステンボスの特急と、鳥栖-長崎、佐世保-肥前山口の普通列車の運転を始発から見合わせている。唐津線の久保田-唐津、筑肥線の唐津-伊万里も始発から見合わせている。西日本高速道路(NEXCO西日本)によると、長崎自動車道の鳥栖ジャンクション(JCT)-長崎インターチェンジ(IC)の上下線を通行止めにしている。

武雄市の朝日小学校周辺(朝日町甘久、2021年8月14日)
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