佐賀豪雨で浸水して多くの店が長期間の休業を強いられた武雄市朝日町高橋地区は再び浸水、県道武雄多久線は通行止めになった=13日午後6時15分ごろ

 2年前の佐賀豪雨で住宅や店舗が広範囲に浸水した武雄市朝日町の高橋地区が13日夕、再び浸水被害に見舞われた。六角川の水位上昇で雨を川に排水するポンプが停止する恐れも伝えられ、不安な夜を過ごした。

 「店に水は入ったけれど、商品は動かせたから今のところ被害は小さい。ただ、14日午前0時ごろは満潮だし、排水ポンプが止まるかもしれないという。どうしたらいいの」。高橋地区で夫と酒店を営む馬渡富枝さんは心配そうに話した。

 店には午後5時ぐらいに水が入った。目前の県道は冠水し、車が立てる波が次々に押し寄せ、警察に対応を求めた。それでも最高で30センチほど浸水。午後7時を過ぎても水は引かず、10センチほどつかったままだった。県道は武雄北方インターチェンジ付近から西方に2キロ近く通行止めになった。

 「2年前は未明の突発的な浸水だったが、今回は明るいうちで、まだよかった」と馬渡さん。やまない雨、迫る満潮、たまった雨を川にはき出すポンプが動き続けてくれるかどうか…。不安を募らせながら商品をさらに安全な場所に運んだ。(小野靖久)

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