佐賀県内は6日、高気圧に覆われて気温が上がり、佐賀市駅前中央で36・8度を記録するなど4日連続で猛暑日となった。環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高くなるとして「熱中症警戒アラート」を3日連続で出し、外出を控えるなどの注意を呼び掛けた。一方で7月下旬には猛暑日でもアラートが出ていない日があり、佐賀新聞「こちら さがS編集局(こちさが)」に「理由が知りたい」という声が寄せられた。発表の仕組みを調べた。

 アラートは、熱中症の予防につなげてもらおうと4月から、環境省と気象庁が共同で運用を開始した。気温が高いだけでアラートが出るのではなく、湿度や日射量などを総合的に評価して推定する「暑さ指数」を基に発表している。

 暑さ指数は4段階に分けられ、危険(31以上)、厳重警戒(28以上31未満)、警戒(25以上28未満)、注意(25未満)となっている。アラートは33以上と予測された場合、前日の午後5時ごろか当日午前5時ごろに発表される。

 県南部は、南東の風が九州山地を越えて吹き下ろす際に乾いて暖かくなる「フェーン現象」の影響で高温になりやすいという。県内では7月24日に初めてアラートが発表され、これまでに同月27日、8月4~6日の計5回出ているが、佐賀市を中心に猛暑日が続いた7月下旬には発表されない日もあった。理由について佐賀地方気象台は「湿度が低く、空気が乾いた状態だったことが考えられる」と話した。

 暑さ指数は人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、猛暑日にならなくても、湿度が高くなるなどして人が蒸し暑いと感じ、体から熱が逃げない状況が予想されれば、アラートが出る場合もあるという。

 総務省の速報値(4月26日から8月1日)によると、熱中症の疑いで救急搬送された県内の患者281人のうち、場所別の最多は屋外ではなく住居の103人(36・7%)だった。気象台の担当者は「屋内でも、暑いと感じたら暑さを避ける行動を取ってほしい」と呼び掛ける。(松岡蒼大)

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