登校日に合わせて開かれた平和集会。川﨑花笑さん(左)が講演した=鹿島市の東部中

平和集会の講師を務めた鹿島高3年の川﨑花笑さん=鹿島市の東部中

 鹿島市の東部中で4日、平和集会があり、市内の鹿島高3年で核兵器の廃絶を国内外に訴える高校生平和大使を務めた川﨑花笑(はなえ)さんを講師に迎えた。全校生徒約220人が、同じ10代の取り組みに耳を傾けながら、核兵器のない平和な社会のためにできることを考えた。

 川﨑さんは平和大使だった昨年10月、太平洋戦争末期に学徒動員先で犠牲になった鹿島高等女学校(現鹿島高)の生徒らを追悼する会を開いたことを振り返り、「若い人の心に傷を残し、日常と未来を奪う戦争が行われてはならない」と強調した。世界には依然として多くの核兵器が存在する状況や、今年発効した核兵器禁止条約に日本が参加していないことも説明した。

 最後に、「私たちは平和を築いていく世代。核兵器のない平和が実現するよう行動していこう」と呼び掛けた。3年の峰松芳佳さんが代表でお礼を述べ、「悲惨な戦争で亡くなった人たちの思いを考えることができた。つらい時代を耐えた人たちがいて、今の私たちが生きていることを胸にとどめたい」と話した。

 集会では、「対立は話し合いによって解決し、いじめや差別、争いごとのない社会を築く」などと生徒会が中心となってまとめた「平和宣言」を3年の光武駿さんが読み上げた。(中島幸毅)

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