佐賀県有明海漁協に申し入れ書を提出した後、取材に応じた地権者有志の会の古賀初次さん=佐賀市の漁協本所

 自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画で、佐賀市川副町の配備候補地の地権者でつくる有志の会(50人)が4日、土地の売却の意向などを尋ねた防衛省のアンケート調査について、撤回と破棄を佐賀県有明海漁協へ申し入れた。

 申し入れ書では、配備する側のアンケートを議論や検討の参考にすれば、漁協の主体性や独立性が疑われると指摘した。さらに、質問内容が国の配備計画への理解、土地の売却意向だけである点を問題視している。自衛隊との空港共用を禁じた公害防止協定の覚書にも触れておらず、誤解が生じる危険性が高いとして破棄を求めている。

 回収や開封に誰が立ち会うかが明記されておらず、無記名としながら返送用封筒に地権者名が印刷されている点も批判している。

 申し入れ書を漁協幹部に手渡した後、取材に応じた古賀初次さんは「たった二つの簡単な質問で、協定を変更する検討材料にすることに違和感を覚える」と述べた。7月に申し入れていた地権者や組合員を対象にした漁協による説明会についても、改めて求めたと説明した。(大田浩司)

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