幅広い世代が集まって行っているラジオ体操=唐津市相知町の横枕公民館

体操を終え、カードにスタンプをもらう子ども

 唐津市相知町の横枕地区で今夏、老人クラブが朝のラジオ体操を始めている。地元の子どもたちも参加し、子どもクラブがなくなって以降は見掛けなくなった夏休み恒例の小学生のラジオ体操が“復活”した。幅広い世代が集まって心地よい汗を流すとともに親睦を深めている。

 横枕地区には小学生が多い時で約30人いたが、年々減少して子どもクラブの運営も難しくなり、15年ほど前に消滅した。現在は小学生3人で、老人クラブの会員から「夏休みに子どもの声が聞こえないのは寂しい」「地域に活気を取り戻そう」などの声が上がり、かつて子どもクラブが行っていた夏場のラジオ体操を思い立った。

 7月下旬から開始し、1日の横枕公民館前には小学生を含む約20人が集まってしっかりと体を動かした。体操の前後には、子どもも高齢者も同じようにカードにスタンプをもらっていた。相知小5年の百束(ももつか)耀介君は「地元の人とやるのは楽しい。夏休みが終わるまで毎日頑張りたい」と意気込んでいた。

 子どもたちとのふれあいと併せて高齢者の運動の場にもなっている。藤田登美子さん(95)はこれまで“無遅刻無欠席”で「朝早く起きて運動するのは気持ちがいい」と笑顔を見せた。老人クラブ会長の木下信玄さん(85)は「ラジオ体操はクラブの中でも好評。今後も世代間交流をしていきたい」と話す。(中村健人)

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