佐賀県内の2021年上半期(1~6月)の刑法犯認知件数(暫定値)は、戦後最少だった前年同期より153件減って1403件となり、13年以降は8年連続で減少した。暴行などの粗暴犯は前年同期より24件多い163件で、住居での発生が増えている。刑法犯の検挙率は77・8%で全国2位だった。

 県警によると、全体の約67%を占める窃盗犯が前年同期と比べて172件少ない946件となり、認知件数を押し下げた。

 粗暴犯のうち、約半数に当たる87件が暴行だった。一戸建てやアパートなど住居での発生が36件で前年同期より13件増えており、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や在宅ワークの増加などが影響しているとみられる。

 検挙件数は1092件(前年同期比168件増)で、過去10年間で2番目に少なかった。検挙率の全国平均は46・5%で、佐賀県は山形県(88・8%)に次いで高かった。ニセ電話詐欺の被害は10件(前年同期比5件減)で被害額は2330万(同370万円増)だった。

 中原和雄刑事部長は7月29日の定例会見で、認知件数は数値上の改善が続いていることを評価しつつ「今後も徹底した検挙活動を行い、関係機関と連携して各種対策を推進していく」と述べた。(小部亮介)

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