出来上がったオムレツなどを仕分けする宅配弁当プロジェクトの賛同者たち=唐津市の呼子公民館

出来上がった宅配弁当

色とりどりに盛り付けるプロジェクト賛同者たち=唐津市の呼子公民館

企業などから提供された材料を使って出来上がった宅配弁当とプロジェクトの賛同者=唐津市の呼子公民館

 生活が厳しい子育て世帯に、少しでも親子が一緒に食事をする時間を設けてもらおうと、唐津市内で「こども宅食」を実施しているボランティアグループなどが、宅配弁当プロジェクトを初めて実施した。企業・団体や個人から寄せられた食材を使って弁当を作り、16世帯、53人に配った。活動に賛同する母親らが中心となり、お裾分けを通して「思いやり」が地域に循環していくことを期待している。

 プロジェクト名は「ファミリーテーブル」で、「食卓で家族との幸せな時間を過ごしてほしい」という思いを込めた。こども宅食を毎月実施している「LihiTerra(リヒテラ)」=靈山(よしやま)侑菜代表=と「ハッピーキッズ」(龍惠子代表)が活動の中で、利用世帯から親が仕事に追われ、食卓を囲むことが少ない現状を知り、企画した。

 両団体に加え、子育て中の母親たちをつなぐ団体Sagamamaproject(伊藤寿賀子代表)やこども宅食応援団(佐賀市)のメンバー、市職員ら計10人が7月30日、呼子公民館でおむすびやオムレツなどを協力して作った。出来上がった弁当は夕方に配って回った。利用者からは「子どもたちが夏休みで毎日家にいるので大変だったが、息抜きになった」「バランスが良くて食べ応えがあり、子どもたちも喜んでいた」などの感想があったという。

 靈山さんは「プロジェクトはたくさんの人の思いやりで成り立っている。受け取った人が次の誰かにつなげる地域の循環が生まれていけば」と話す。問い合わせは、メールlihiterra@gmail.com (辻村圭介)

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