水難事故を想定した訓練で、消防防災ヘリコプターで要救助者に対応する隊員=佐賀市富士町の嘉瀬川ダム周辺

水難事故を想定し、防災ヘリで救出した要救助者を地上に降ろす隊員=佐賀市富士町の神水川栗並運動公園

 佐賀県防災航空隊と佐賀広域消防局による水難救助訓練が7月29日、佐賀市富士町の嘉瀬川ダムであった。県内で2024年に開催される国民スポーツ大会でボート・カヌーの会場となることを受けて実施した。約35人が迅速に救助するための連携を確認した。

 カヌーの練習中の衝突事故などで4人の要救助者に対応することを想定した。訓練では消防防災ヘリコプターから現場映像を送信する「ヘリコプターテレビシステム」を使って要救助者の位置や状況を共有した。また、防災航空隊員がホイスト(昇降装置)で要救助者をつり上げたり、北部消防署の水難救助隊が陸上に引き揚げたりした。

 県防災航空隊が防災ヘリを活用して消防と水難救助訓練を実施するのは初めて。救急救命士の資格を持つ航空隊の木室介良さん(39)は「ヘリに引き上げた後、機内ですぐに救命措置に移ることができるのが利点。消防との連携での気付きを今後の訓練や活動に生かしたい」と話した。(松岡蒼大)

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