雨の中、夏場の健康を願いながら茅の輪をくぐる参拝者=みやき町の千栗八幡宮

 みやき町の千栗八幡宮で1日、夏場の健康を願う恒例の「名越(なごし)祭」が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、地元住民ら参拝者が早朝から訪れ、本殿前の鳥居に設置された茅(ち)の輪をくぐって無病息災などを祈願した。

 「名越」は「夏越」とも言われ、地元では「輪くぐりさん」の愛称で親しまている伝統行事。蘇民将来(そみんしょうらい)という人物が疫病が流行った際にスサノオノミコトの助言に従い、茅で作った輪を腰に付けて難を逃れたという伝説に由来する。

 雨の中、参拝者は直径約1・8メートルの茅の輪を「蘇民将来、蘇民将来」と唱えながら8の字を描くように左回り、右回り、左回りと3回くぐった。毎年訪れているという岸川浩一郎さん(38)=鳥栖市=は「夏場はばてやすいし、コロナもある。体力づくりに気を付けたい」と話した。

 東正弘宮司(81)は「名越祭で雨が降るのは珍しいが、雨は悪いものを流してしまう。コロナ収束のきっかけになれば」と期待した。(瀬戸健太郎)

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