ソフトボール女子準々決勝・長崎商-佐賀女子 6回表長崎商1死二、三塁、長崎商が左犠飛で勝ち越しの生還。三走にタッチをかいくぐられる佐賀女子の捕手椎場希来=福井県敦賀市のきらめきスタジアム(撮影・米倉義房)

 初日の試合が雨で順延となり、準々決勝を制した4校が同列優勝となる今大会。“頂点”を目指し、最終決戦に挑んだ佐賀女子だったが、わずかに及ばなかった。長崎商との九州対決は4―6。大久保凜主将は「悔しいけど、ここまでやってきてよかったと思える試合だった」と声を振り絞った。

 1-2で迎えた五回1死、代打石丸萌恵が内野にうまく転がし出塁すると、1番小松優月の右中間二塁打で同点。さらに敵失を絡め3-2と逆転した。ところが六回。相手中軸に適時三塁打などを浴び4失点。最終回に連続長打で追いすがったが、覆せなかった。

 「もう一度」。春の全国選抜を制し、高校2冠を狙っていたが、初日に単独優勝の夢がついえた。下級生は3年生とプレーができる時間が縮まり、寂しさを感じていたが「目の前の試合を一試合ずつ戦う」と気持ちを切り替えて勝ち進んだ。

 4試合で奪った17点のうち2死からの得点は11点。これまで積み重ねてきたことを結実させようと、あきらめないプレーを体現した。この試合でも、指を巻き込みながら頭から突っ込んで安打にしたり、打球に体ごと飛びついたり、懸命な姿が光った。津上さおり監督は「泥臭く必死にプレーできていた。最高やったよ」。自慢の選手たちをいたわり、一つの節目を迎えた。(西浦福紗)

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