「スポーツを一心に取り組む少女たちの表情」をモチーフに描く愛☆まどんなさん=佐賀市日の出

工事現場の壁に出現した愛☆まどんなさんの壁画=佐賀市日の出

 建設中のSAGAサンライズパーク(佐賀市日の出)を囲う壁面を彩るカラフルな少女たち-。2024年の国民スポーツ大会(国スポ)へ向け整備が進む工事現場の仮囲いをキャンバスに見立て、スポーツに取り組む少女8人の表情を描いた巨大壁画が登場した。

 工事現場とアートを組み合わせることで、全国108カ所で新たな街並み、景観を創り出そうとする「108アートプロジェクト」の一環。大阪に続き全国2カ所目の取り組みとなる。

 少女をモチーフにした作品やアイドルの衣装デザインを手掛ける愛☆まどんなさん(37)=東京都=が制作。7月29日に現場を訪れ、左端の少女を描いて完成させた。瞳には佐賀県のシンボルマーク、多様性や変化を想像させるカエルやチョウを入れている。

 現場は交通量の多い国道263号線沿い。通りから目を引くように、少女の全身ではなく、顔だけをクローズアップした。「工事現場は無機質なので、カラフルな方がいいかな」と、普段使う3原色よりも多い、24色のアクリル絵の具を使った。

 高さ2・4メートル、幅18・5メートルの作品の中央に位置する黄色の少女は「日の出」という地名から、太陽をイメージ。少女たちの肌、髪の色がすべて異なるのは「色んな人種がいるから」と愛☆まどんなさん。「スポーツに取り組む少女たちの心の動きを考え、描いた。彼女たちと目が合い、エネルギッシュさが伝わったらうれしい」と話す。

 作品は工事期間によって変動するが約1年間見ることができる。(福本真理)

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