再建キックオフイベントで、クラウドファンディングへの協力を募り、士気を高めた関係者たち=佐賀市北川副町の鎮西西宮社

 昨年11月の放火で社殿が全焼した「西宮社」(佐賀市北川副町光法)の再建を目指す「鎮西西宮社再建奉賛会」(西村俊光会長)が7月31日、えびす像の建立を発表した。「たちあがりえびす」と名付け、西宮社再建のシンボルにする。設置費用220万円はクラウドファンディングで調達する。

 再建協力者の心を一つに、新たなチャレンジをして困難に立ち向かう人を応援しようと制作する。新たな名所にして交流人口を増やし、地域活性化につなげる狙いもある。

 奉賛会が「何度も立ち上がり負けない」などをテーマに下田石材(市内)にデザインを依頼する。クラウドファンディングは8月10日から、千円~1万円で受け付ける。県ふるさと納税のCSO等指定枠も許可され、来年度の市県民税から控除される。10月末に発注し、来年1月20日にお披露目する計画だ。

 奉賛会の松尾祐智さん(53)は「再建を成功させ、皆さんに愛される神社にしたい。困難に直面した時に会いに来てもらえるえびす像を建立できたら」と話した。

 西宮社は平安末期の承安2(1172)年に建立されたと伝えられ、佐賀のえびす信仰の始まりの地として知られる。創建850年をきっかけに2023年に社殿を再建しようと、奉賛金や募金などさまざまな形で1億3千万円を募っている。(大田浩司、中島野愛)

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