パネルの前で記念撮影する(後列は左から)中原少年柔道クラブの平野忻二さん、古賀愛子さん、山口祥義知事=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館

 「平成の三四郎」として親しまれ、3月に53歳で亡くなった柔道家・古賀稔彦さん=三養基郡みやき町出身=のメッセージが描かれたパネルが、佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館の柔道場入口に登場した。古賀さんの功績を後世に伝え、若いアスリートの志を育む場にする。

 パネルは縦1メートル、横3メートル。2019年9月の山口祥義知事との対談で語った、「勝つことも大切だが、恩返しの言葉や行動を示してほしい」などと柔道をする上での心構えなどが記されている。さらに、これまでの偉業をたたえる巨大パネル(縦3メートル、横3・5メートル、幅1メートル)も設置された。

 7月31日にあった除幕式で、山口知事が「佐賀国スポに向けて躍動できるよう見守っていただき、ともに歩んでいければ」とあいさつ。古賀さんが小学時代に所属していた中原少年柔道クラブの生徒3人も出席し、平野力輝さん=中原中3年=は「古賀さんのように強いだけではなく、優しい選手になれるよう練習に励みたい」と決意を語った。

 この日は、古賀さんが1992年のバルセロナ五輪で金メダルを獲得した日でもあった。母・愛子さん(79)はメッセージを読みながら、「柔道一筋だった息子の性格そのまま。感無量です」とほほえんだ。

 県SAGAスポーツピラミッド推進グループが制作。県やスポーツ関係者ら官民連携で銅像も設置する予定で、県のふるさと納税などを通じて寄付金を募っている。(井手一希)

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