窯業のSDGsについて語り合った「伝トーク!!」=有田町赤坂のアリタセラ内「2016/」

 有田焼の産地の未来を考えるトーク番組「伝トーク!!」の収録が26日、有田町のアリタセラ(有田焼卸団地)で開かれた。窯元や商社の4人が、国連が掲げる環境などのSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに、廃棄物になる焼き物を活用した事例や提案を行った。

 まるぶんの篠原将太さん(32)は、アリタセラの「茶わん供養」で集まる欠けた茶碗をチップ状にして、植栽のグランドカバー材に再利用していると紹介した。吉右ヱ門製陶所の原田吉泰さん(40)は「災害の被災地の飲食店支援として、廃番などの在庫品を安価で提供するサイトを計画している」と述べた。

 匠の西山直樹さん(38)は、割れた強化磁器を学校や福祉施設から回収して陶土材料に活用する実例を説明した。藤巻製陶の藤本浩輔さん(42)は、わずかな鉄粉でもB級品とする選別基準の見直しに産地全体で取り組めないかと提案。収益がアップする分を産地の課題解決に充てるとともに、産業廃棄物になる焼き物やガス窯をたく回数を減らして好循環を生み出すプランを披露した。

 同町や有田商工会議所などでつくる実行委員会が、昨年に続き開いた。後日、有田ケーブル・ネットワークの放送や、動画投稿サイト「ユーチューブ」で視聴できる。(古賀真理子)

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