自宅横のバス停にトトロのオブジェや待合所を設置した藤吉康文さん(右)と妻の美恵子さん=みやき町西島

お目見えした手作りのトトロのオブジェや待合所

 みやき町西島の国道264号沿いの本分バス停そばに、人気アニメキャラクター「トトロ」が出現した。全て手作りで、周辺の建物や壁なども映画「となりのトトロ」の世界観と重なり合う。愛らしい3体がバスの利用者や通行するドライバーらを和ませている。

 設置したのは、バス停の隣で看板製作「みね工芸」を経営する藤吉康文さん(72)。殺風景で雨よけなどもなかったことから、少しでも利用しやすいバス停にしようと思い立った。自宅敷地内にトトロの“オブジェ”と屋根付きの待合所を制作した。

 トトロは妻美恵子さん(72)が好きなキャラクターで、「大人から子どもまでみんなに楽しんでほしい」と選んだ。大きな水がめとセメントを使って胴体を作り、ひげの部分に塗り箸を使うなど工夫した。車庫の壁をモスグリーンに塗り直し、森の雰囲気を演出した。藤吉さんは「セメントでかたどるのがとても難しかった」と振り返る。

 待合所の黄色の壁と赤い屋根もトトロのイメージに合わせている。中にベンチが備えられ、バスを待つ人が日差しや雨を気にせずに過ごすことができる。天井裏には映画に登場した「まっくろくろすけ」も描く。

 バスの利用者や近所の人からは「かわいい」などの声が上がっており、バス停の前で記念撮影する親子の姿もある。康文さんは「自由に見てもらい、癒やしの雰囲気を味わってほしい」と話す。(瀬戸健太郎)

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