開業の頃の基山駅(『栖』1998.10刊より)

 JR基山駅は今年、開業100年を迎える。九州の鉄道は1889(明治22)年、九州鉄道会社の博多―千歳川仮停車場間、35・7キロの開通に始まる。途中、二日市・原田・田代・鳥栖に停車場が設けられた。

 1887(明治20)年、博多萬行寺で催された九州鉄道会社の発起人総代会に基山から梁井東九郎、鳥栖から八坂甚八が出席。「木山口(基山駅周辺の通称)に停車場を作りたい」との九州鉄道の申し出に対し地主らが反対し、停車場設置は沙汰やみになった。

 だが、鉄道が開通すると便利さが認識され1918(大正7)年、木山口信号所が設置されるに至り木山口商工会(現基山町商工会)、基山村長らが政界、門司鉄道管理局などに停車場新設の陳情を重ね1921(大正10)年8月5日、基山停車場(山下倉吉駅長)として開業する。

 森田政博基山駅長は「開業100年の歴史を胸に、これからもお客様とともに歩んでいきたい」と感慨深げに語った。(地域リポーター・久保山正和=基山町小倉)

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