新たな農業用水で嘉瀬川ダムから水が引かれ、稲作りが始まったほ場=小城市小城町

 小城市小城町の栗原・船田地区のほ場51・2ヘクタールに新たな農業用水が引かれ、嘉瀬川ダムの水を利用した初めての稲作りが始まった。

 佐賀市大和町や小城市を対象とした「佐賀西部高域地区」県営かんがい排水事業で水が届くようになった。同地区は用水不足に悩み、代かきや田植えなどができないことがあった。このため嘉瀬川ダムから水を引く計画で、国営筑後川下流土地改良事業の関連事業として、2011年からパイプラインや開水路など用水路の整備に取り組んでいる。

 小城市内の受益面積は小城駅の南西部分にあたる328ヘクタールで、今回の通水で全体の64%が完了した。

 佐賀西部高域地区全体の受益面積は410ヘクタール。計画している用水路約32キロのうち20年末までに22キロが完了し、全体の60%にあたる240ヘクタールに通水した。事業費は22億円で工事は23年まで続く。

 2012年に完成した嘉瀬川ダムのかんがい面積は約9000ヘクタール。今回の小城市を含め既に計画の95・6%、8600ヘクタールで配水。残りは多久市や小城市の400ヘクタールとなっている。

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