新型コロナウイルスの対策本部会議で、福岡県や首都圏との往来自粛を呼び掛けた佐賀県の山口祥義知事(右)=29日午後、県庁

 佐賀県は29日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染が拡大している福岡県と首都圏1都3県との往来、会食を自粛するよう呼び掛けた。前日に発したメッセージでは「不要不急の往来」としていたが、「どうしても必要な移動も慎重に判断」と一段階表現を強めた。

 3日連続で佐賀県内の感染者数が2桁となった27~29日、行動歴が判明した40人の約7割に福岡県との往来があった。山口祥義知事は、福岡県が8月1日から飲食店に営業時間の短縮を要請することを踏まえ「これからリスクが高まるのを意識し、特に金曜、土曜、日曜の3日間、福岡県との往来自粛を守ってほしい」と訴えた。

 県内の感染者に占める10代~30代の割合が4月は44%だったが、7月は54%に増加した。中等症以上の患者に占めるこの年代の割合も4月は3%だったのが、7月は12%と増加傾向にある。県内の中等症患者の約半数を30代以下が占めている現状にある。

 山口知事は「若い人は無症状が多い印象があるが、決してそうではない。感染しても大丈夫というのは間違った考えだ」と若い世代に注意を呼び掛けた。

 また、県は今後の感染拡大に備え、現在確保している専用病床を8月1日から10床増やし、377床にすると発表した。(栗林賢)

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