被災地支援を続けるOKBASEの岡部由紀夫講師(左)と学生たち=神埼市の西九州大神埼キャンパス

昨年11月の防災イベントで足湯を提供したメンバー(右)=武雄市のおもやいボランティアセンター(提供)

 西九州大神埼キャンパスの被災地支援チーム「OKBASE(オカベース)」が、災害時の活動を続けている。佐賀県内外で豪雨災害が相次ぐ中、「求められている支援や、学生だからできること」を考えながら、被災家屋の片付けを手伝ったり、防災イベントに参加したりして被災者らとの交流を深めている。

 チームは2019年8月の佐賀豪雨をきっかけに発足した。社会福祉学科の学生や卒業生、教員でつくり、当初は28人だったメンバーは58人に増えた。武雄市のおもやいボランティアセンターを通じて被災者の戸別訪問などをしている。19年と20年の夏場に県内で水害が起こり、今も自宅の片付けが続く被災者がいる中、サポートを継続して支援物資も届けている。

 被災者や地域住民が参加する武雄市の防災イベントなどで、癒やしの場にしてもらおうと足湯を設けている。3年の林智子さん(20)=佐賀市=は「足湯をしながら私たちと話をすることもストレス発散になると思う。何気ない会話から困り事に気付くこともあり、支援につなげたい」と話す。熊本県の被災地の子どもたちにおもちゃを届けるプロジェクトも行った。

 加入したばかりの3年の前川華那さん(20)=玄海町=は、7月に発生した静岡県熱海市の大規模土石流で「自分にできることはないかと、ぱっと考えていた」という。「チームに入って災害への考え方が変わった。知識も深めて、どうやったら寄り添えるかを考えたい」と抱負を語る。

 代表の岡部由紀夫講師(44)は「被災者が元に戻ろうとしているところに何か力添えできれば。災害時だけでなく、息の長い関わりをしたい」としている。(森田夏穂)

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