緑光展で、迫力ある多彩な大作が並ぶ=佐賀市城内の佐賀県立博物館3号展示室

 美術団体・東光会の佐賀支部「緑光会」(田代利夫代表)の69回目の展覧会が、佐賀市の佐賀県立博物館で開かれている。見たままを描く絵ではなく、対象の本質に迫る“具象の美”を追求するベテランから若手までの多彩な作品39点が会場を彩る。8月1日まで。

 岸川健吾さん(小城市)の「芦刈海岸の朝日」は、清らかな空気が流れる静かな海岸を、鮮やかな色を効果的に使い、描く楽しさが伝わってくる。

 松本展明さん(佐賀市)の「宍道湖風景」は近くで見ると大胆な筆致に見えるが、離れて眺めると、まるで風景を見渡しているかのように、細やかな街並みが浮かび上がる。

 髙嶋章一郎さん(佐賀市)の「リラックス」は効果的にブルーや白を配するなど、多彩な色使いで全体をまとめ上げている。

 新型コロナウィルスの影響で昨年は初めて中止となり、今回は2年ぶりの開催となる。田代代表は「開催できて本当にうれしい。オンライン上での作品と、直接見るのとでは全く違う。迫力を感じてほしい」と話す。(福本真理)

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