東京の日本橋三越本店で40周年記念の個展を開く小島直喜さん=唐津市浜玉町平原の曹源窯

 唐津市浜玉町平原に曹源窯を構える唐津焼作家の小島直喜さん(59)の作陶40周年を記念した個展が28日、東京・日本橋三越本店で始まった。茶陶を中心に作り続けてきて、今回は龍や鬼の面を新たに手掛け、茶わんや酒器、食器、花入れと合わせて35点を展示している。8月2日まで。

 小島さんは、父親が興した窯を手伝うことから作陶を始め、独学で技術を磨き、古唐津の再現に取り組んできた。今回は新型コロナウイルス感染拡大の中で自身の作陶を見つめ直し、「唐津焼の可能性を広げていきたい」と芸術的分野の作品も飾る。

 井戸茶わんをはじめ、絵唐津、朝鮮唐津や斑唐津、皮鯨など表情豊かな器が並ぶ。鬼座像や龍面、鬼面はコロナ退散の願いも込めている。小島さんは「お茶をしていない人たちでも欲しくなる器を作っていきたい」とさらなる作陶への意欲を見せている。(辻村圭介)

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