感染者の増加を受け、福岡県との不要不急の往来の自粛などを呼び掛けた佐賀県の甲斐直美健康福祉部長(左)=県庁

県内の新型コロナ感染者状況(7月28日現在)

新型コロナの県内感染者数(7月28日現在)

 佐賀県は28日、10歳未満~90歳以上の男女19人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。2桁台は2日連続で、県内での感染確認は延べ2674人になった。増加傾向にある感染者の行動歴に、福岡県に絡むケースが一定の割合を占めているとして、不要不急の往来や福岡での会食を自粛するよう呼び掛けた。

 福岡県との往来は警戒を促す程度にとどめてきたが、首都圏への対応と同様のレベルに引き上げた。県によると、7月1~27日に公表した感染者100人のうち36人が、感染が判明している人との関連がない新規の陽性者だった。7割に近い24人が発症前に福岡県での行動歴があるか、同県から訪れた人との接触があり、家庭や職場で感染が広がったとみている。

 甲斐直美健康福祉部長は「九州各県でも感染者数が増加傾向にある。夏休みなどで外出する機会が増えると思うが、県外に出掛ける際や、普段会わない人と会う際に感染リスクが高まることを意識し、基本の感染予防策を徹底してほしい」と促した。

 県が28日に感染を公表した19人を居住市町別で見ると、鳥栖保健福祉事務所管内が9人で最も多く、佐賀中部が7人で続いた。

 病床使用率は8・7%、軽症・無症状者が療養するホテルの使用率は5・1%。重症者はなく、中等症患者は18人となっている。(円田浩二)

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