8月からの本体工事を前に、神事で安全を祈願する橋本康志鳥栖市長(中央)ら2市3町の首長たち=鳥栖市真木町

 佐賀県東部環境施設組合(2市3町、管理者・橋本康志鳥栖市長)が、鳥栖市真木町に建設する次期ごみ処理施設の安全祈願祭が27日、約50人が参加して現地で開かれた。8月2日に本体工事に着手し、2023年10月ごろに工事を完了、試運転を経て24年4月の利用開始を目指す。

 鳥栖市、神埼市と三養基郡みやき町、上峰町、神埼郡吉野ヶ里町の首長や施工者の日立造船(本社・大阪)の関係者が安全を祈願した。橋本市長は「さまざまな課題があったが、安全祈願祭ができたのも出席者をはじめ地元真木町、2市3町の住民の理解協力のおかげ」と謝辞を述べた。

 新施設は鉄骨造り地上5階建て。敷地面積約1・7ヘクタール、延べ床面積1万956平方メートル。3~5メートル未満の浸水想定に対し、敷地の盛り土と建物の壁面で合計6メートルの浸水対策を取る。余熱で発電して施設内の電力をまかない、焼却灰や飛灰はセメント原料として利用する。建設費と30年間の運営費を含めた総事業費は356億4千万円。

 次期ごみ処理施設を巡っては、予定地から有害物質が見つかり建設地を縮小したほか、洪水ハザードマップ(被害予測地図)の見直しで浸水想定が引き上げられ、地元住民らから不安の声が上がるなど紆余曲折があった。(樋渡光憲)

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