原稿を書く板谷さん=小城市の小城高校

 「塵も積もれば山となる」―私たちの一票はいろいろなものに変えられる可能性を秘めている。先人達が勝ち取ったこの権利を捨てるのはもったいないことではないだろうか。

 私は中学生になる少し前から、世界の出来事に興味があって、色々な本を読み、親とそのことについて話すことが多々あった。その過程で池上彰氏を知り、著作やTV番組から知識を得ていた。選挙特番は選挙に興味を持つきっかけとなった。世界史や政治経済の授業を受けている今、政治への関心は未だに尽きていない。

 今回の講座では、小城を活性化させる政策の提案と選挙の現状について話を聞き、地方選挙について学んだ。若者の投票率の低さには驚きを隠せないが、それ以上に、市政や県政の重要性に気付くよい機会となった。親とも議論を交わして、今度の市長選からは候補者について調べ、一票を投じるつもりだ。

 18歳に選挙権が引き下げられたが、なぜ肝心の若者の投票率がとても低いのか。私は地元への無関心と政治が身近ではないからだと考えている。選挙権を持つときには進学や就職で地元を離れるから行かなくてもよい、選挙のこととかよくわからない、誰に入れたって変わらない…、大体こんなところだろうか。選挙権の年齢引き下げはよい取り組みだが、まだまだ改善点も多いと思う。

 簡単には解決できない問題が多く横たわっている日本だが、近い将来この国を私たちが支えていくことになる。これらを解決し、自分たちが生きやすい国にしたいのなら、まずは一票を投じる。その一票がこの国を変える原動力となる。

【小城高校3年板谷夏葉(いたや・なつは)】

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