福博印刷が佐賀大学に設置したサテライトオフィス。理工学部の皆本晃弥教授(右)と同研究室出身の大村肇さんがAIを用いた研究などを進める=佐賀市の同大本庄キャンパス

 福博印刷(佐賀市、宮原和弘社長)は、佐賀大本庄キャンパスにサテライトオフィスを設置した。人工知能(AI)などの分野で同大との産学連携を円滑にし、技術開発につなげる。

 サテライトオフィスは同大理工学部の一室を利用して6月中旬に開設した。週1、2日、同社の担当者が利用する。佐賀大構内に民間企業が拠点を設けるのは7社目。

 福博印刷は、2018年からAIを用いた画像認識の分野で佐賀大理工学部の皆本晃弥教授(52)らと共同研究に取り組んでいる。AIを用いた「ディープフェイク」と呼ばれる精巧な偽動画が社会問題となる中、今後は動画の改ざんの有無を判別、証明する技術の研究開発を進めるという。8月下旬に予定する単位付与型インターンシップの受け入れにもサテライトオフィスを活用するという。

 サテライトオフィスを担当する福博印刷の大村肇さん(30)は皆本教授の研究室の出身。大村さんは「共同研究をより加速化させるだけでなく、理工学部以外の学部との連携も強化していきたい」と話す。(大橋諒)

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