熱くなった釜で茶葉を炒る参加者=神埼市脊振町の高取山公園

茶葉を炒る参加者=神埼市脊振町の高取山公園

 昔ながらの釜炒(かまい)り茶を作る体験会が24日、神埼市脊振町の高取山公園であった。親子29人が参加し、茶葉を熱い釜で炒ったりもんだりするなど手作業をしながら心地よい汗を流した。

 茶の発祥の地とされる脊振山で伝わる釜炒り茶の文化を広めようと、神埼市地域おこし協力隊の吉富友梨奈さんが企画。佐賀市で茶の栽培などを行う馬場佐和子さんが講師を務めた。

 馬場さんは、茶葉を炒る温度が350~400度であることを説明し、釜の熱さについて「茶葉を入れたときに『ブチブチブチ』という音がしたらいい」と述べた。炒り方も披露し、熱した釜に入った茶葉を2本のしゃもじで下から上に持ち上げた後、内側に返すようにしていた。最初は見よう見まねだった参加者も、終盤には慣れた手つきで素早く葉を動かしていた。

 炒った茶葉をむしろに広げ、手を丸く包み込むようにもみ込んだ。再び釜で炒るとすぐにさわやかな匂いが漂い、「緑茶のいい香りがする」との声も上がっていた。完成した茶葉は参加者の土産となった。

 日頃から茶をいれるという有明西小3年の山﨑あいりさん(白石町)は「炒る時、茶葉が釜を飛び出るなど思うように動かせず難しかったけれど、それが楽しかった」と笑顔を見せた。(福本真理)

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