ポンプ、水門メーカーのミゾタが佐賀市川副町に設ける新倉庫のイメージ図。部品の鋳造に用いる木型を集約して保管する

 ポンプ、水門メーカーのミゾタ(佐賀市、井田建社長)が同市川副町に新倉庫の整備を進めている。部品の鋳造に使う木型を納め、集中管理するためのもので、木型活用の効率化や長期間の保管につなげる。

 新倉庫は鉄骨造り一部2階建てで、延べ床面積は3386平方メートル。事業費は4億8400万円。今年11月末までに完成し、年明けからの運用開始を予定する。

 ケーシングと呼ばれるポンプの外側を構成する部品は鋳造品で、金属を流し込む砂型を作るために木型を用いる。木型は片手で持てるサイズから中型トラック並みの大きさまでさまざまで、1000組以上保管しているという。

 これまでは同市高木瀬や川副町の拠点にスペースを設けていたが、手狭になり、廃棄せざるを得ない木型が出てきたため、集約して管理できる倉庫を設けることにした。

 ポンプや水門の寿命は長く、「約10年ごとにオーバーホールするため、数十年前の木型が必要なこともある」と担当者。保管スペースを広く取ることで廃棄する必要がなくなり、木型を作り直す手間が減ることで、顧客のニーズにも円滑に応えられるようになるという。(大橋諒)

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