有明木綿が手掛けて完成させたゲル=佐賀市川副町(提供)

 佐賀市川副町の染織サークル「有明木綿」(村上ふみ子代表)が、モンゴルの移動式住居「ゲル」を制作した。同町の工房近くの駐車場で組み立て、カラフルなフェルトの壁の出来栄えに関係者は笑顔を見せた。

 村上代表が知人から大量の羊毛の原毛を譲り受けた際、キャンプ人気に着目してテント代わりになるゲルづくりを考案した。3~7月にワークショップを計5回開き、15人がせっけん液をかけて手で押さえるなどしてフェルトに加工した。

 ドーム状の竹製骨組みを作った後、高さ1・5メートル、長さ80センチのフェルト布10枚を張って壁にした。カラフルに染めた羊毛を組み合わせ、えびす像やくまモンのバルーンなど遊び心ある絵柄を表現。屋根材には蚊帳を使い、高さ2メートル、直径2・5メートルのゲルを完成させた。

 村上代表は「ものづくりの魅力を伝えようと実施した。参加者に貸し出すことを考えており、マルシェなどのイベントで使ってもらえれば」と期待を込めた。

(大田浩司)

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