グローブをはめ、笑顔を見せる葺本信太朗さん

葺本さんが入手した、セルゲイ・ヴォルコフさんの宇宙服のグローブ

 「実際に宇宙で使用されたグローブを持っています」。そんな書き込みが佐賀新聞「こちら さがS編集局」に寄せられた。どういう経緯で入手したのか、果たして本物なのか―。興味津々で投稿者の葺本信太朗さん(31)=佐賀市=に話を聞いた。

 「中学生のころから宇宙に興味があった」と葺本さん。隕石(いんせき)やロケットの破片など、宇宙に関する物品の収集が趣味で「宇宙服を手に入れたい」と思うようになった。

 ネットでオークションサイトを見ていると、意外にも宇宙服のパーツがいくつか出品されていた。1カ月ほど悩んだが昨年7月20日、グローブを購入した。2011年にロシアから打ち上げられたソユーズ宇宙船で使用され、ロシア人宇宙飛行士のセルゲイ・ヴォルコフさんが実際に手に装着したものだった。

 セルゲイさんの友人が出品していて「証明書の用意やセルゲイさんがグローブを持っている写真、サイン中の動画も合わせて送ってくれた」という。「セルゲイさんの名前も書いてもらいました」と手袋に書かれた文字を示しながら葺本さんは笑顔を見せた。

 だが、本当に本物なのか―。確信を持ちたかった葺本さんは今年2月、テレビの鑑定番組に依頼し、4月に出演した。グローブには100万円の値が付き、日本モデルロケット協会の山田誠会長から「本物です。すごいものを手に入れましたね」と声を掛けられた。

 葺本さんは「私物として家に置いておくのがもったいない」と話し、「博物館などの展示で多くの人に見てもらいたい」と考えている。(中島野愛)

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